いらっしゃいませ。

このサイトの運営者である私は、地方の街(埼玉県飯能市)にあった小さな個人書店の息子として生まれた。

小さいころから店の手伝いをするのが苦にならず、年度末の棚卸しや毎晩の店じまいをいつも楽しく手伝っていた。

そのころの最大の楽しみは、店を閉めたあとの静まり返った店内の微かに本のインクの匂いが感じられる空間で、思う存分に「座り読み」(事務所の椅子を店内通路に持ち込み、気になる本や雑誌、マンガを汚さぬようにこっそりと無料タダ読み)すること。いま思い出しても、至福の時間だった。

思春期になったころ、父が「地方の個人経営の書店は、これからどんどん経営が難しくなっていく。だから、お前たち(私は2人兄弟の弟)は店を継がずに、自分の力で稼げるようになれ!」と繰り返し言ってこなかったら、なんとなく本屋を継いでいたような気もしないでもない。

書店を継がずに東京に出て、なんの因果か出版社に入り、本を売る側ではなく、作る側になった。30代の後半で編集長となり、それなりのヒットも飛ばし、複数の出版社で50代の後半まで編集長を務めた。

50代の半ば、老い衰えてもう商売ができない状態になっていた老父母のサポートをして、取次や地元の書店組合に挨拶をし、事務処理を行って、実家の書店を閉店させた。本屋を継がずに潰したことに、その時はなんら負い目を感じなかった。

その数年後、父と母の要介護生活が始まり、それほど時をおかずに父母を立て続けに見送ることになった。

父が亡くなると、父と親しかった方から生前の父の話を聞かせてもらった。

「あなたが出版社の編集長になって作った雑誌や本を、親父さんは自分の店に嬉しそうに並べて、オレの息子が作っているのだよって、いつも自慢して売っていたよ」

そして母は亡くなる前、何度も私にこう話しかけてきた。

「この家は何代も前から、この地べた(土地)で商売をしてきた。あんたがいま仕事の関係で実家に戻れないことはわかっているけど、この土地だけは売らないでほしい。あんたができなくても、もしかしたらあんたの息子が何か商売をするかもしれないから……」

定年を迎え、自分の人生を振り返ってみると、実家の書店で本に囲まれた空間に居たことが、幼いころから気になる本をふんだんに読めた経験が、つまりは書店という「場」そのものが、あらゆる意味でいまの自分を作ってくれた“おおもと”であることに気づく。

人には大別すると2種類のタイプがいる。

「本を必要とせずに生きていける人」と、「本とともに生きている人」だ。

本がなくても、豊かな人生を送れる人もいる。

でも、本があり、気軽に立ち寄れる書店があることで、豊かな人生を送れる人もいる。

私は、後者の人間だ。

私と同じような人たちに向けて、元書店の息子として、大きな声で言いたい。

「満ち足りる人生を、書店に行くことから始めよう!」

「本」が与えてくれる“想像の翼”は、幸せな時も不幸せな時も、楽しい時もつらい時も、どんな時でも、その時の“自分を救う杖”となってくれる。

「書店」の形やあり方は、時代とともに変わっていかざるを得ないだろう。でも、「書店」という商売は、“想像の翼”を広げられる場所は、いつまでも必要とされ、残り続けると思っている。

改めて、今さらながらだが、そんな素敵な場所で育ててくれて、好き勝手に生きさせてくれた両親に深く感謝している。

しかし――。

ここまで書き連ねた偉そうな駄文の内容からしたらあり得ない話だが、じつは、両親を立て続けに亡くしたあと、諸事情あって(その話はまた別のところで……)店を取り壊し、売り払ってしまった。

ひとことで言えば、その自責の念がこのサイト「めいわどう」(両親が経営していた書店の屋号)を立ち上げた最大の理由になる。

出版社でシニア向けの雑誌や書籍を作ってそれなりのヒットを飛ばし、書店営業や宣伝プロモーションもしてきた元書店の息子が、ぜひ多くの人に読んでほしいと思える素敵な本をセレクト・お薦めし、ネット上で販売する。

また、かつてこの地域に確かに存在し、地域文化を育む一端も担ったであろう地方の小書店の役割も引き継ぎ、「地域の記憶や文化を、次世代へ手渡すメディア」としてこのサイトを構築する。

できうれば、めいわどうと私を育ててくれた地元の街・飯能市に貢献できるような「地場の商品」もご紹介し、地域の活性化にちょっとでも役立つことができたらとも思っている。

無店舗の弱小ネット書店であるけれど、願わくば少しは稼いで、地元に多くの住民税と所得税を支払いたい(笑)。

どうか気軽に何度も立ち寄っていただければ幸いです。

そして、最後にひとこと。

あなたの家の近くにあるリアル本屋さんにも、ぜひ立ち寄ってください。

どうぞよろしくお願いいたします。

めいわどう店主 新井晋

これはサンプルページです。同じ位置に固定され、(多くのテーマでは) サイトナビゲーションメニューに含まれる点がブログ投稿とは異なります。まずは、サイト訪問者に対して自分のことを説明する自己紹介ページを作成するのが一般的です。たとえば以下のようなものです。

はじめまして。昼間はバイク便のメッセンジャーとして働いていますが、俳優志望でもあります。これは僕のサイトです。ロサンゼルスに住み、ジャックという名前のかわいい犬を飼っています。好きなものはピニャコラーダ、そして通り雨に濡れること。

または、このようなものです。

XYZ 小道具株式会社は1971年の創立以来、高品質の小道具を皆様にご提供させていただいています。ゴッサム・シティに所在する当社では2,000名以上の社員が働いており、様々な形で地域のコミュニティへ貢献しています。

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